
塾の授業が終わったあと、中学3年生の女の子に聞いた。
「志望校、どうしてそこに決めたん?」
「なんとなく、届きそうだから」
じゃあ、届きそうじゃなかったら、どうしてた?
そう聞くと、しばらく黙って、
「行きたいところ、考えてなかったです」
と答えていた。
届きそうな学校と本当に行きたい学校は、
同じとは限らない。
質問って、答えを出すためだけのものじゃなくて、
自分でも見えていなかった扉に気づくためにあるんだと思う。
ただ、その扉を開けるのは本人。
先生も親も、代わりに開けることはできない。
できるのは、「ここにも扉があるよ」と伝えることくらい。
せっかくなら、「届きそう」ではなく、「行きたい」で未来を選んでほしい。




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