
授業が終わったあと、ふと教室を見渡すと——
椅子の下のカバーがボロボロになっていました。



「確かに、ちょっと剥がれそうなところを見つけたら、つい指を入れてペリッとやりたくなるよね…」
その気持ち、わからなくもない。
でも、教室の備品はみんなが使う大切なもの。
最近、シャーペンやペンがなくなることも増えてきていて、
保護者の方とお話ししました。
そして昨日、いつもよりずっと真剣に授業に取り組む姿が。
帰り際に、「保護者の方が、あなたのしたことでとても謝っていたよ」と伝えると——
「先生、ごめん。」
その一言に、少しの成長を感じました。
きっと、家でいろんな話ができたんだろうな。
子どもは、失敗しながら学んでいくもの。
今はドキッとか、イラッとすることもあるけれど、
10年後には、
「あのとき、こんなことしたよね!」って笑い合える日がくるといいな。
どんな出来事も、成長のきっかけになると信じています。
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