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夏休み、子どもの「心が伸びる」接し方3選 ~成績だけじゃない、これからの時代に必要な力を育てる~<

夏休み、子どもの「心が伸びる」接し方3選 ~成績だけじゃない、これからの時代に必要な力を育てる~

こんにちは、アシスト学習塾の柿木です。

夏休みは、子どもにとって一年の中でもっとも自由な時間です。学校の時間割から解放され、勉強・部活・遊びなど、自分で時間を使える日が続きます。この時期の過ごし方は、学力だけでなく、将来の人間的成長にも大きく関わってきます。

しかし実は、夏休みにこそ育てたいのは「心の力」です。学力のようにテストで測れるものではありませんが、「自己肯定感」「非認知能力」、そして「主体性」は、これからの時代を生き抜くための基礎体力になります。

自己肯定感が高い子は、自分を信じて挑戦し、失敗しても立ち直る力があります。非認知能力とは、目標に向かって粘り強く取り組む力や、他者と協力する力など、数値化しづらいけれど人生に欠かせない能力のこと。そして主体性は、自分で考え行動する力です。

では、この夏休み、親としてどんな接し方をすれば、子どもの心の力を伸ばせるのでしょうか。今回は、日々の生活の中で実践できる「心が伸びる接し方」を3つご紹介します。

目次

1. 結果より「プロセス」をほめる

子どもがテストで高得点を取ったり、試合で勝ったりしたとき、つい「すごいね!」「よく頑張ったね!」と結果をほめてしまいます。もちろん結果を喜ぶことも大切ですが、より重要なのはそこに至るまでの「努力や工夫のプロセス」に注目することです。

例えば、漢字の練習を毎日コツコツ続けたことや、サッカーのパス練習で昨日よりも精度が上がったこと。こうした日々の変化や積み重ねは、本人にとっても自信の種になります。親がその変化を見つけて言葉にしてあげると、「自分は成長している」という感覚を強く持てます。

  • 「昨日よりパスが正確になってたね」
  • 「漢字を3回書いて覚えようとしてたの、見てたよ」
  • 「最後まで諦めずに取り組んでいたね」

心理学的にも、結果ではなくプロセスを評価されると、挑戦意欲や学習意欲が高まるといわれています。「できた/できない」だけで判断されると、子どもは失敗を恐れるようになってしまうからです。夏休みは、時間の余裕があるからこそ、小さな成長を拾い上げて伝える習慣を作りましょう。

ポイントは、具体的な行動や工夫に触れることです。「すごいね」だけでは本人が何を頑張ったのか分からず、次につながりません。努力が正しく伝われば、「またやってみよう」という前向きな気持ちになります。

2. 親が「正解」を与えすぎない

親としては、子どもが困っている様子を見ると「こうすればいいよ」とアドバイスしたくなります。しかし、夏休みは子どもが自分で考え、選び、試す絶好の機会です。

子どもが宿題の計画で迷っていたら、「こう書きなさい」ではなく、「どうやって進めたい?」「終わらせるには何日かかりそう?」と問いかけてみましょう。このような質問は、子どもの思考を引き出し、自分なりの答えを見つける練習になります。

  • 「どうしてそう思ったの?」
  • 「次はどうする?」
  • 「もしもう一回やるなら、何を変える?」

大人にとっては遠回りに見えても、「考える時間」こそが思考の筋力を鍛えます。将来、正解が一つではない課題や人生の選択に直面したとき、この経験が生きます。夏休みは時間的なゆとりがあるからこそ、答えを急がず、試行錯誤を楽しむサポートをしましょう。

また、「失敗も経験」という考え方を家庭のルールにしておくと、子どもは安心して挑戦できます。失敗を責めず、次の行動につなげる会話を意識しましょう。

3. 1日1回「対話の時間」をつくる

日々の生活の中で、意識的に親子の対話の時間をつくることは、自己肯定感を育てるうえで非常に効果的です。テレビやスマホを消し、10分だけでも子どもの話に耳を傾けてみましょう。

この時間は「会話」ではなく「対話」を意識します。会話は情報交換ですが、対話は相手の気持ちや考えを深く理解しようとする姿勢です。子どもの話を最後まで聴き、途中で口を挟まないようにします。

  • 否定しない
  • 途中でアドバイスしない
  • 共感の言葉を返す

例えば、子どもが「今日は友達とうまく話せなかった」と言ったら、「そんなこと気にしなくていいよ」ではなく、「そうだったんだ、残念だったね」と受け止めます。その上で「明日はどんなふうに話してみたい?」と未来に目を向ける質問をします。

安心して自分の気持ちを話せる場があることは、子どもの心の安定につながります。そして、自分を受け止めてもらえた経験は、新しい挑戦や困難に立ち向かう勇気を育てます。夏休み中にこの習慣を作ると、学校生活にも良い影響が広がります。

まとめ

夏休みは「勉強の遅れを取り戻す時期」と思われがちですが、実は心の土台を育てる絶好のチャンスでもあります。

結果をほめるだけでなく、努力や工夫のプロセスを認めること。正解をすぐに与えず、子どもが自分で考える時間を尊重すること。そして、安心して話せる対話の時間をつくること。この3つを意識するだけで、子どもの「心の力」は確実に伸びていきます。

親の関わり方ひとつで、子どもの未来は大きく変わります。この夏は、点数や結果だけでなく、「心が伸びた瞬間」を見逃さず、たくさんの承認を届けてあげましょう。そして、夏休みの終わりに「今年の夏は心も成長できたね」と笑顔で振り返られるよう、日々の小さな関わりを大切にしていきましょう。

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