
関係性を深める“魔法の質問”
皆さんはどんなところで質問を使いますか? 学校の授業や、クイズ番組など様々なところで“質問”は使われています。 私たちは会話の中でも様々な質問を使っています。 それらの質問をうまく活用することで、コミニケーションを深め、より良い関係性を築くことができます。 子ども達の才能を伸ばすことにおいても、この関係性がとても大切です。 怪しい人や嫌いな人からどれだけ素晴らしいアドバイスをもらっても、なかなか実践しませんが、憧れの人や有名人の何気ない一言の影響力はとても大きいです。 今回は関係性を深める“魔法の質問”です。
的確な質問とは
質問には、大きく分けると2つの種類があります。 それは“相手に対しての質問”と“自分に対しての質問”です。 “相手に対しての質問”とは、コミニケーションで使われる質問です。 相手とより良い関係を築き、深めるために大切なことは、 「話の中の事実は何か?」を傾聴ことです。 ここでの事実とは、100人いたら100人がイエスということです。 例えば、「この部屋はあたたかい。」というのは“主観”であり、事実ではありません。 暖かいと感じる人もいれば、少し肌寒いと感じる人もいるからです。 「この部屋は26度だ。」というのは、事実です。 会話の内容の主観を捉えると話が盛り上がるのですが、内容の理解に食い違いが起きます。 また、事実だけを捉えると会話がただの報告になり、話がつまらなくなってしまいます。 相手の答えの選択肢を奪わない様に、事実から話が未来へ広がる質問が会話の中に入るとコミニケーションが楽しくなります。質問の6つの種類
質問を利己的(自分に利益がある)か、利他的(相手に利益がある)か、で分けると6つの種類に分かれます。 ①あいさつ質問 げんき?? げんきやで〜など ②魔法の質問 HOW?どのようにすれば。。。 ③クイズ 正解がある。答えがひとつ→試されていると感じる。 ④疑問 解答が存在する。(講演会の最後で質問を聞くのはこの質問。) ⑤命令質問 指示や命令を暗に意味してる。 これってどこに置いとくんやった?→置く場所がきまっている。必ず反発がある。 ⑥尋問 Why? なんでそんなことをしたの?→答えは言い訳になる。 ①から⑥までの質問を図にしてみるとこうなります。 自分←ーー⑥ー⑤ー④ー③ーー②ーーーーー①ーーーー→相手 利己的 利相 利他的
お互いが答えたい質問 how〜?
理想の質問は利他的でも利己的でもない利相(りそう)の質問です。 利相的な質問のポイントは、相手の答えを受け止めることです。 それぞれの人生での経験が異なるので、答えを受け入れることは難しい場合があるのですが、 「そうなんだね。」と受け止めることでより深い関係性を築くことができます。 「どの様にすれば〜?」という質問でお互いの答えを受け止め、さらに発展できるといいですね。今日の質問
お互いが喜び合える質問は、どのような質問だろう?
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