
📢 特別講演会レポート:「高校選びで未来が変わる」
2025年7月12日、アシスト学習塾にて箕面自由学園の校長・教頭先生をお招きし、
特別講演会「高校選びで未来が変わる」を開催しました。
大学入試制度の変化や、社会全体の価値観の転換をふまえて、これからの進路選びにおいて何が重要なのか。
実際に教育現場の第一線で生徒と向き合い続けてきたお二人のリアルな視点から、多くの気づきと勇気をいただく機会となりました。
保護者の方々には「親の関わり方」、そして生徒のみなさんには「自分の可能性との向き合い方」を深く考えるきっかけとなる内容でした。
💬 校長・田中良樹先生のお話より
📌 「成功の方程式」は、もう通用しない
昔ながらの「良い大学に入れば、良い企業に就職でき、安定した生活が手に入る」という成功のモデルは、今や通用しません。
社会構造やテクノロジーの変化により、未来は予測困難な時代となりました。
これから必要とされるのは、「学び続ける力」と「変化に適応する力」。
田中先生は、ただの学力ではなく、柔軟で主体的な学びの姿勢こそが、子どもたちの未来を拓くと強調されました。
📌 学歴より“学習歴”が重視される社会へ
「どの大学に行ったか」ではなく、「どんなことを学び、どのように社会に活かしたか」が問われる時代。
田中先生はご自身の経験を交えながら、こう語られました。
「私は大学で法律を学びました。でも、法改正が進んだ今、その知識はもう通用しません。だからこそ、“学び続ける姿勢”が大切なんです」
子どもたちにも「大学合格がゴール」ではなく、「大学で何を学び、どう生きるか」を見据えた進路選びが求められます。
📌 親子の時間は“あと数年”。今こそ価値を共有する時
高校進学後は、子どもと過ごす時間が一気に減ります。
「高校選び」は、単なる進路決定ではなく、「家族」「幸せ」「人生」について話し合える貴重なタイミングでもあります。
「子どもと過ごせる“今”を大切にしてください」という言葉には、長年多くの生徒と関わってきた校長先生ならではの深い思いが込められていました。

📌 保護者へのメッセージ:子どもを信じ、見守る力
- 「子どもを変えたいなら、まず親が変わる」
親の言動や価値観が、子どもに無意識の影響を与えています。 - “聞く・見守る・待つ”
子どもが心を開くには、まずは耳を傾ける姿勢が必要です。 - 「ありがとう」「おはよう」「ごめんね」
親からのひと言が、子どもの自己肯定感と信頼を育てます。
👨🏫 教頭・長江高司先生のお話より

📌 「なぜ高校に進学するのか?」を考える
長江先生は中学生に向けて、こう問いかけました。
「高校に行く意味を、あなたは自分の言葉で語れますか?」
周囲に流されるのではなく、自分の可能性を広げるために高校を選ぶ視点を持つことが大切だと伝えられました。
📌 多彩な5つのコースと“探究する高校生活”
箕面自由学園では、進学志望・探究型・クラブ特化型まで、多様な進路ニーズに応える5つのコースを展開。
放課後の「デザインタイム」では、教科学習だけでなく、コーヒー焙煎、マーケティング、探究プロジェクトなど、社会とつながるリアルな学びを提供しています。

📌 「自分で選び、自分で決める力」を育てる
高校は「やらされる場所」ではなく、「自分で選んで、自分で動く」ための訓練の場。
子どもを一人の“人格”として尊重しながら、見守り、応援することが、保護者にできる最も大きな支援だと語られました。
子どもには無限の可能性があります。それを信じて、寄り添い、背中をそっと押してあげて下さい。
📝 今日のまとめ
- 高校選びは「今の成績」より「未来の自分」で考える。
偏差値や評判だけで決めるのではなく、「どんな大人になりたいか」という視点が大切。 - 親の“かかわり方”が、子どもの自己肯定感を左右する。
指示や管理ではなく、信じて待ち、対話を重ねることが成長の土台になる。 - 「今この時間」を大切に。
一緒に過ごせる時間は、実はあと数年。
家族として、人生について語り合える今を大切に。 - 未来を生き抜くカギは、「学び続ける力」と「選ぶ力」。
正解のない社会だからこそ、自分の意思で学び、自分の道を選び続けることが問われていく。
高校選びは、単なる“進学先”を決める作業ではありません。
子ども自身が「自分の人生をどう生きるか」を考え始める最初の一歩です。
そして、保護者にとっても「親としてどう関わるか」を見つめ直す、大切な時間です。
アシスト学習塾では、これからも生徒と保護者の皆さまが「納得できる進路選び」ができるよう、全力でサポートしてまいります。




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