これから必要な知識
これから必要な知識として、2つの重要なポイントが挙げられます。まず1つ目は「コンピュータ」です。コロナ禍でリモートワークが一気に普及したことで、私たちの生活においてコンピュータは欠かせない存在となりました。今や仕事やコミュニケーション、情報収集など、あらゆる場面でコンピュータは必要不可欠です。さらに、これからの時代において、多くの新しい職業や業種がコンピュータを扱うことに関連して生まれてくると考えられています。プログラミングやデータ分析、AI(人工知能)を用いた分野の拡大が予測され、コンピュータに関する基礎的な知識があれば、自分の可能性を大きく広げることができます。
2つ目は「英語力」です。日本の人口は高齢化の影響で徐々に減少傾向にあり、間もなく1億人を下回ると予測されています。日本はかつて、国内需要のみで経済が成り立っていた「内需国」としての性格が強く、国内だけで売買が行われていました。しかし、近年では経済のグローバル化が進み、多くの食料品や工業製品が海外からの輸入に頼るようになっています。さらに、日本企業も世界市場での競争力を高めるために、積極的に海外市場を開拓する姿勢が求められています。このような状況の中で、英語でのコミュニケーション能力がますます重要視されるようになりました。特に、英語でのプレゼンテーション能力や交渉スキルは、海外のビジネスパートナーと協力するうえで非常に大切なスキルです。
小学校でプログラミングや英語が教科に指定された背景にも、これからの未来を見据えた教育の重要性があります。子どもたちが早い段階からこれらのスキルに触れることで、将来、国際的な場面で活躍できる人材へと成長する基盤を築くことが期待されています。しかし、とはいえ、子どもたちがすぐに興味を持ち、自主的に学び始めるわけではありません。興味が湧かないテーマに対して学習意欲を持たせるためには、教師や親のサポートが不可欠です。また、私自身もこの2つの分野については日々学習を続けており、これらのスキルが持つ可能性の大きさを感じています。
最近、私が特に興味を持っている雑誌がありますので、今回はその紹介をしたいと思います。
スペクテイター」は、毎号サブカルチャーに関連した特集を取り上げる雑誌で、独自の視点と深い内容が特徴です。例えば、2021年の第48号では「コンピュータとヒッピー」というテーマを取り上げ、IT技術とカウンターカルチャーの関わりについて掘り下げています。この特集号では、コンピュータがどのように誕生し、どのようにして人々の生活に浸透していったのかが、漫画形式で分かりやすく描かれています。そのため、技術的な背景に詳しくない方でも親しみやすく、非常に興味深く読み進められる内容になっています。
このような話を子どもたちにさりげなく紹介すると、普段あまり興味を示さないテーマにも、興味を持ち始めるかもしれません。子どもたちが自ら「なぜコンピュータが重要なのか」「どうして英語が必要なのか」と疑問を抱くことで、学ぶ意欲が湧く手助けになるかもしれません。情報は伝え方によって興味を持たせることができます。子どもたちの未来を見据えた教育の一環として、このような話題を活用していくことも有益でしょう。
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