私の「弱み」は「強み」だった

春になり何か新しいことを始めたいけれど、
自分が本当に好きなことがわからなくて、
なかなか一歩が踏み出せなかったり、
今までは簡単にできてきたことが、
なんだかつまらなくなってしまって、
行動に移せなくなっていませんか？

今回は自分の強みを見つける方法です。

自分の強みは自分ではなかなか発見しづらいですが、
１つでも見つかるとさまざまな出来事への捉え方が変わり
人生が新しい方向へ動き始めます。

自分の強みを見つけてみましょう！

大いなる勘違いが“強み”をつくる

子どもたちに勉強を教えていると、得意な科目と苦手な科目に分かれます。
得意な科目はスラスラ問題を解くことができるのに、
苦手な科目になるとやる気を失って集中して学習を続けることが難しくなります。
なぜこのような得意な科目や苦手な科目ができるのでしょうか？

この得意な科目と苦手な科目というのは、
これまでの勉強に費やした時間が大きな影響を与えています。
算数の得意な子どもたちは、それまでに算数に費やす時間が多かったのです。
生まれつきの才能が子ども達の得意、不得意を決めることはごく稀です。
なぜなら、苦手な科目を得意な科目に変える魔法があるからです。
それは、「うまくできた時に褒めてあげる」ことです。
子ども達は褒められることで嬉しくなり、その苦手な科目を学習する時間が増えます。
すると、だんだん得意な科目と変わらないくらい学習するようになり、
苦手意識がなくなって、いつの間にか「できない」という思い込みが外れます。
得意、苦手は生まれつきの才能ではなく、そのことに費やした時間の差なんです。

では、私たちの強みとはどうやって形成されていくのでしょうか？
私たちの強みも実はそのことに費やした時間で形成されていきます。
しかし、多々時間を費やせばいいわけではなく、
プラスの感情を感じていて能動的に行動している時間を費やしている時に
私たちの強みは形成されていきます。
だから、他人から見ると本当はあまり上手にできていないことや
とても手間のかかるようなことであったとしても、
感謝されたり、褒められたり、楽しかったりなどの
プラスの感情ともっと上手くなりたいや、
あえてやってみるといった能動的（自発的）な行動が
私たちの強みを形成していきます。

これが好きだという「大いなる勘違い」から
私たちの強みは形成されていきます。

自分の「弱み」は「強み」だった！

さて、私たちは自分の“強み”は発見しにくいですが、
自分の“弱み”はよく理解しています。
できないことや自分にはないことは大変気になります。
しかし、その弱みは本当に弱みなのでしょうか？

私たちは目の前にある全ての出来事が見えているわけではありません。
意識したものだけしかみることができないのです。
例えば、人差し指で鼻の上を軽く押してください。
すると自分の鼻の先端が視界に入っていることに気がつきます。
鼻の先端に意識を向けるまで、見えていなかったのですが、
意識を向けると見えるようになります。
この見えない状態をスコトーマと呼びます。

では、自分の弱みはなぜ見えているのでしょうか？
それは、そのことに意識を向けているからです。
なので、自分の弱みというのは自分か気になっていることなです。
できないことやコンプレックスが克服できれば、
それは自分の強みになります。

なので、自分の強みが見つからない時には、
“弱み”を克服することで自分の“強み”に変えることができます。

当たり前にできることが“強み”

仲のいい親友や職場の仲間の強みは見つけやすいのに
なぜ自分の“強み”は見つけにくいのでしょうか？
それは、自分では当たり前にできていることが“自分の強み”だからです。

なので、周りの人に「自分の強みは何か？」を尋ねてみて、
参考にすることも自分の強みを見つける方法です。

「もっと上手にできる人がいっぱいいる。」とか、
「そんな簡単なことだれでもできる。」など、
出来て当たり前ことが自分の強みとして挙げられてきます。

人は「誰から教えてもらうのか？」や、「誰から購入すのか？」かは、
必ずしも最も上手な人であったり、最も自分の利益になる場所ではありません。
自分が好きや信頼できる人から教えてもらったり、購入します。

なので、自分ではまだまだ未熟と感じていることでも、
ある人より少し先を歩いていれば、それはあなたの強みになります。
今はまだ完璧ではなくても、それらに磨きをかけ
納得ができる“強み”に変えていってください。

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